相続Q&A - Page 3
- 2025.02.19 Q.遺産となったマンションに亡き父の同居人(後妻)が住み続けています。もし自分が実家を遺産として取得した場合はマンションを売却したいと考えていますが、立ち退かせることはできますか? 同居人(後妻)の方が、法的な配偶者でない場合には、立ち退きを求めることができます。 法的な配偶者である場合には、配偶者居住権が設定されると立ち退きを求めることができません(民法1037条~1041条)。 居住権の設定は、 […]
- 2025.02.19 Q.相続した土地が近隣との境界線があいまいで困っています。遺産の評価にも関わると思うのですが、どうすればいいですか?勝手に境界線を決めていいですか? 境界を勝手に決めることはできません。 境界を確定するためには、争いがあるのであれば最終的には裁判所で境界の確定訴訟を行い判断されなければなりません。 筆界特定などの手続きもありますが、当事者間で合意ができない場合には、最 […]
- 2025.02.19 Q.遺産である土地や実家の管理者は誰になりますか?管理費用は遺産分配の時に考慮してくれますか? 相続人が数人いるときは、相続財産はその共有に属することになります(民法898条)。 管理に関する事項は、各共有者の持分の価格に従いその過半数で決することになっています(民法249条、252条1項)。 相続人間で管理者を誰 […]
- 2025.02.19 Q.自宅不動産を取得したいけれど、多額の代償金を払いきれない場合はどうすればいいですか? 換価処分をして金銭に換えて分割するということも考えられますが、自宅を維持したいということであれば、銀行と相談して自宅不動産を担保に入れて借入れをする、ないしは相続人間で共有持分を入れた上で、住んでいる間は共有持分分割請求 […]
- 2025.02.19 Q.複数の遺言が見つかりました。それぞれの遺言の効力はどうなりますか? 複数の遺言が作成されている場合には、一番新しく作成された遺言書が重視されます。 前の遺言書と抵触する部分については、最新の遺言書の内容が効力を有することになりますし、最新の遺言書に記載されていない内容で最新の遺言書と抵触 […]
- 2025.02.19 Q.遺言書が出てきたら、まずどうするべきですか? 公正証書以外の遺言が見つかった場合には、まずは家庭裁判所の検認を受ける必要があります(民法1004条)。
- 2025.02.19 Q.夫婦に子どもがいない場合に遺言は必要? ご両親もお亡くなりになり、兄弟姉妹はいるが、そっちには財産を渡したくないということであれば、相続人以外の第三者に財産を渡す(遺贈する)には、遺言書を作成する必要があります。 兄弟姉妹もおらず、相続人がいないということで、 […]
- 2025.02.19 Q.遺言はいつ用意すれば良いですか? いつ用意しなければならないという決まりはありません。 ご自身で作成しておきたいと思った時に作成することが望ましいです。 認知機能が低下し、意思能力があやしいとなってしまうと、せっかく作成した遺言書も無効となってしまう恐れ […]
- 2025.02.19 Q.遺言は、訂正や取消し(撤回)ができますか? 遺言者はいつでも遺言の方式に従って、遺言の全部又は一部を撤回することもできます(民法1022条)。 訂正についても、作成した遺言書の中で方式に従って訂正すれば効力を有します(民法968条3項)。
- 2025.02.19 Q.遺言に有効期限はありますか? 遺言に有効期間はありません。存命の間に何度でも作成できます。 複数の遺言が作成されている場合には、一番新しく作成された遺言書が重視されます。 前の遺言書と抵触する部分については、最新の遺言書の内容が効力を有することになり […]